浅田次郎さんの、講演会へ行ってきました。医大の精神科の、ワークショップの一部です。入り口の受け付けに、スーツを着た男女が多数。入りづらいのなんのって。一度入り口を素通りして、入ろうかどうか迷うこと数十秒。こんな機会は、めったにないと思い直し、入場しました。一般客は二階席で、そんなに人数いませんでした。
浅田次郎さんの前に、何人かの講演がありました。フィリピンでボランティアしている方とか、労働局で働いていた方とかの。それぞれ、勉強になりました。そして、浅田次郎さんの登場です。やっぱり、ご本人を目の前にすると、感激します。離れてるけど。
お話は...
一人娘が医大にいて、娘の頼みということで、万難を排してやってきたとのこと。万難を排すること度々で、東京でも年に1回くらいしか公演しないのに、盛岡では年に3回も公演しているそう。(お客さん爆笑、主催の司会者は恐縮してた)
小説の中の家族という主題で、話が始まりました。世界の小説では、家族小説というのは、少ないそうです。小説は、日常から離れたくて読むから。さらに日本の私小説に話しは移り、志賀直哉の「暗夜行路」を紹介していました。最近の教科書には、こういう文学の名作が載らなくなったと嘆き、内容を説明しながらいかにすばらしいか、私小説の金字塔のように持ち上げてました。でもつまんないんですよね、と最後に一言。周りにつられて、自分も吹き出してしまった。所詮は、金持ちの悩みということで、共感できない物語とのことです。それに比べ、プロレタリア文学は、貧乏人の話なので売れたそうです。
日本人が家族を犠牲にしても忙しく働くようになったのは明治維新後からだ、など、近代の歴史の話も興味深かったです。あと、自作の解説もしてくれて、あっ言う間に時間が過ぎました。とにかく、笑わせてくれるので、とても楽しかったです。
そのあとの討論は、時間がなくて、いままでの講演者が一言ずつ話されました。なぜか(最初からだけど)、シンガポールの会場とも映像が繋がっていて、でも話が聞き取りづらかった。
最後は、EPOさんのコンサート。こちらも、とてもよかったです。いまは、歌手のほかに、カウンセリングの仕事をしているそうです。それで、呼ばれたのかな。アンコールもあった。ちょっと思い出になりそうなコンサートでした。
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